清潔、きれいは気持ちがいいことですが、
やりすぎには注意が必要です。なぜなら、きれにすればするほど
腸内細菌は弱り、アレルギー体質に向かってしまうから。
前回からの腸内細菌とアレルギー体質シリーズ続編です(^^)/
大阪府河内長野市にある
予防医学に特化した整体サロン&ピラティススタジオ
リハティスプラス代表 心と身体の温活セラピスト 乾亮介です。
医学的な難しい話も、できる限り、多くの方に解り易く伝えたいと
思っています。
こんな清潔習慣ありませんか?
□手洗いは、薬用石鹸を使って、隅々までしっかり洗う
□殺菌作用の強いうがい薬を使ってうがいをする
□1日に何回も洗顔したり、入浴時に毎回しっかり身体を洗う
□生活の中で、除菌や消臭をすることが当たり前になっている
□身体のために、なるべく抗菌・除菌加工されたものを選び使っている
□トイレの温水洗浄を1日に何回も使う
さて、いかがでしょうか?いつくか思い当たることがありましたか?
人間の皮膚には皮膚常在菌という菌がいて、それがバリアとなり、
私たちの身体を病原菌の侵入から防いでくれています。
過度な清潔習慣により、この常在菌が失われると、
病原菌が侵入しやすくなるため、洗い過ぎは禁物なんですね。
(もちろん、仕事や職場柄、やむ終えない方もいるので、
これはあくまで日常の私生活レベルにおいてということで続きを
読んで欲しいと思います(^^)/)
細菌博士で有名な東京医科歯科大学名誉教授の
藤田紘一郎先生曰く、あまりに殺菌作用の強い石鹸などは
皮膚常在菌まで殺してしまうため、手洗いは水道水で10秒ほど
洗えばOKとまで言っています。
そんなのいきなり無理!!という方もおられるかもしれませんが、
こういう考え方もあると思って、人と菌との関わりを考えて貰えればと
思います。
例えば人の皮膚には表皮ブドウ球菌、黄色ブドウ球菌、ニキビ菌、
真菌類など10種類以上の細菌類がすみついていると言われています。
これら常在菌は汚いものではなく、人はこれらの菌と共生することで
健康を維持しているのですね。
前回の記事でも腸内細菌は多種多様で沢山いた方がいいということに
繋がる話ですね。
(前回の記事はコチラ)
清潔すぎない程度が丁度いい
ということで、藤田紘一郎先生は、
●手は水道水で10秒洗えばOK
●うがいをするなら、水や塩水でOK
●洗顔は1日1回、水か石鹸でOK
●お風呂で身体を洗うのも2~3日に一度でOK
●トイレの温水洗浄は1日に1~2回でOK
(肛門や膣の菌も洗い過ぎると炎症を起こすため)
ということを提唱しておられます。
もちろん人それぞれ習慣がありますので、
中には「え!?」というものもあるかと思います。
もちろん、僕もこの全てをいきなり実行しなさい
とは言いませんが・・・・
細菌と共生して人は生きているということを
少し思い出して頂く機会になればと思います。
多少なりとも手に菌がついている状態で、
食事をすることにより、『常に腸内に多種多様な
細菌がいる事で私たちの身体は守られている」
と考えれば、過剰にキレイにする必要もないですし、
少し楽になる人もいるかもなんで、そういう人には
朗報になるかもですね(笑)
実際、我が家の子供達も、手を洗うのを忘れて
ご飯を食べてもすぐにお腹痛くなったりしませんもんね(笑)
アレルギー体質について考える時、
是非、普段から過剰な清潔習慣がないかを
改めて考え直すきっかけになればと思います。
今日のまとめ
・人の皮膚には皮膚常在菌がいて、ウイルスの侵入を防いでいる
・過剰な消毒は皮膚常在菌を死滅させてしまう(防御力低下)
・清潔すぎない程度が丁度いい
・人は菌と共生することで健康を維持している
次回はアレルギーから子供を守る10項目について書きたいと思います(^^)/
それでは最後までお読みいただきありがとうございました☆
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