ストレスは柔らかく受けよう!

大阪府河内長野市から、心と身体の健康に関わる情報を発信している

理学療法士のリョウです。

 

今日はストレスの対処方について書きたいと思います。

というのも、最近ある本を読んで、とても納得したフレーズがあった

のでシェアしようと思ったからです。

 

 

私たちは日々の生活の中で色々なストレスを受けることがあります。

キツイ肉体労働で受ける身体的なストレスだけでなく、

時には職場の人間関係による心的なストレスなど様々かと思います。

 

しかし、現代の日本社会においてストレスの全くない生活をしている

という方は殆どいないのではないかと思います。

 

別に仕事をしていなくても、家庭の事、経済の事、或は身体の事など、

一般的に私たちは大小少なからず常にストレスを受けています。

 

そんな中、私たちはこのストレスに対して、

『ストレスに強いのは良い事だ』と思っている事ってないでしょうか?

また、「ストレスに弱いことは良くないことだ」考えていませんか?

 

こんな問いに、実は私が読んだ本にとても納得のいく回答が

書かれていたので是非、紹介したいと思います。

(因みに、その本はコチラ)

 

 

 

ストレスに強いって本当にいいの?

 

一般的に、『ストレスに強いのは良い事だ』

という社会的な傾向ってないでしょうか?

 

あなたの周りはどうですか?

 

因みに、私は今までそのように思っている部分が強く、

また職場でもそのように考える風潮が根強く残っている環境で

ずっと仕事をしてきました。

 

でも本当に『ストレスに強い』って本当にいい事なんでしょうか?

 

それを是非、一緒に考えてみたいと思います。

 

ボールは押すと凹むのが当たり前

丸いゴムボールをイメージしてみて下さい。

そして、そのゴムボールを踏んだり、手で押しつぶしたとしましょう。

 

そうするとこのゴムボールはギューっと押さえられて凹みます。

これは当然の反応ですよね。

そしてその圧迫を止めれば、弾力のあるボールであれば

また元に戻ると思います。

 

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つまり柔らかく、空気が入っていて、穴が開いてなければ、

一時的に抑えつけられて、凹んでも、またすぐ戻るのが

普通の反応です。

 

実は、このボールを私たちの身体だと考えた時に、

人間もこの柔らかい弾力のあるゴムボールのようであれば

いいと思いませんか? 

 

私たちの生活においてストレスは避けられません。

これは生きている限り仕方ないことです。

 

人間関係や仕事、家庭環境などありとあらゆる外部の圧力(ストレス)

を受けたり感じると、私たちは様々な感情や身体の変化が一時的に起こります。

 

ここで、多くの人は「このくらいのストレスに負けてはいけない」と、

強い心で、そのストレスを跳ね返すことを考えたりすることってありませんか?

 

 

 

ストレスを受けたら素直に表現する

 

勿論、軽く跳ね返せればそれに越したことはないんですが、

この時、あまり頑なにストレス対して強くなろうと思いすぎると、

かえって心が疲れてしまったりすることはありませんか?

 

つまりストレスに対して強くなろうとしすぎて、

心が堅くなってしまう状態ですね。

 

でもこれって、実はあまりに強いストレスが来た時や、

一定期間ストレスを受け続けると、

強く固い箱やプラスチックボールだったとした場合、

割れて元通りに戻せなくなってしまうと思いませんか?

 

実はストレスという名の圧力がきた時に、

これに対抗して凹まないようにと身構えるのではなく、

圧力に応じて凹めるようになることが本当はとても大切なんです。

 

つまり、その時受けるストレスに応じて、

まずは素直に感情や身体に起こる変化を表現することが

大切になります。

 

ボールで言えば、押しつぶされて、横に広がったり、

形が崩れてしまうということですね。

 

一般的に「凹む」ということは社会的に良くないと思われがちですが、

割れてしまうよりはやっぱりいいですよね。

 

だって凹む方が、割れてしまうよりは元に戻りやすいですから・・・

 

 

そう考えると、ストレスに打ち勝とうとして、

あまりガチガチに硬くなりすぎず、柔らかいボールのように、

弾力のある心と身体であった方がいいと思いませんか? 

 

 

別に、嫌なこと言われて、その時は少し感情的に

愚痴ってしまったり、凹んでもいいんです。

だって、ボールだって押せば凹むんで、

それが自然だと思えばいいんです。

 

それよりも、少しも感情にも出さずに、

強く振る舞う方が厄介です。

 

一見、変化がないように見えてもやっぱり

ストレスを受けている心や感情は、

やがてその我慢の限界を超える時が

来てしまう恐れがあるからです。

 

それなら、ボールのように押さえれたら、

柔らかく凹んじゃいましょう!(^^)!

 

まとめ

なんだかとても長くなってしまいましたが、

言いたいことは実はとてもシンプルなんですね。

 

まとめるとこんな感じでしょうか?

 

・ストレスに強いだけがいいとは限らない 

・ストレスを受けたら凹んでもいい!!

 (一時的に感情で表現してもいい)

・ストレスを受けても、柔らかいボールのように受け止めて、

 一時的に凹んでも、また膨らめばいい!

・あまりに硬くなりすぎ、ストレスに抵抗する方が返って、

 ストレスを受け続けることで割れてしまう可能性がある。

 

 

ということでした。

 

是非、是非、あなたの周りでも

ストレスに負けないように心と身体を硬くして

頑張っている人がいたら、さりげなくこのお話しを伝えて

あげて下さいね。

 

このことで、一人でも多くの人の心が楽になることを願って、

今日の記事は終えたいと思います。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

感謝してます☆

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