大阪府河内長野市にある
予防医学に特化した整体サロン&ピラティススタジオ
リハティスプラス代表 心と身体の温活セラピスト 乾亮介です。
医学的な難しい話も、できる限り、多くの方に解り易く伝えたいと
思っています。
さて僕の信念の中に『人間本来の自然治癒力を引き出し、
健康な身体を得るためには体質改善が重要であり、
そのためには日々の生活習慣が大切ですよ』というのがあります。
このことについてはいつも、ブログやメルマガを通して情報発信
していますが、その中でもまず実践的に取り組みやすいのが
水分摂取ですね。
くわしくは「健康と水の話」https://namimail.net/archives/550
を参照していただきたいんですが、ここで、よく頂く質問の中に、
水以外はダメですか?
コーヒーってどうなんですか?という質問をよく受けます。
なので、今日はその質問に答える形で記事を書きました。
身体への吸収は水が一番早い
まず、大前提として知っておいて頂きたいのが、
身体への吸収は水が一番早いということです。
例えば血管に直接注入する点滴ってありますが、
基本的には水をベースにわずかな塩分や糖分を
とかしたものを入れています。
お茶をベースにとか・・・
野菜ジュースをベースにとかって点滴しませんよね?
なんで水なのかというと、吸収がいいからなんですね。
水以外のお茶とかになるとどうしてもまずは
胃腸で消化したりする必要があるため、時間がかかってしまいます。
ざっくりいうと、水は10分くらいで吸収されますが、
それ以外は1時間以上かかってしまう場合があります。
なので、水分摂取はやはり水が一番手軽で
効率がいいということを覚えていて欲しいと思います。
なので、以下にコーヒーの効能と弊害について書いていますが、
まずは、水分摂取量とコーヒーは別で考えて頂きたいと思います。
コーヒーはあくまで嗜好品なので飲む人は飲むけど、
飲まない人は全く飲みません。
なので僕自身も「コーヒーを絶対に飲んだ方がいい」
とはいいませんが、
水だけはやはり必要量を目指して飲んで欲しい
と思っています。
何故なら、「健康と水の話」でも書いているとおり、
人間が生きるために必須のものだからです。
それを大前提に以下の記事に興味がある人は
読んで頂ければと思います。
コーヒーと健康について
さて、それでは本題のコーヒーについてですが、
実は「コーヒーと健康」という検索キーワードを入れると、
それはそれは沢山出てきます。
なので僕がここで書くまでもないのですが、
僕のメルマガ読者さんなど忙しい方のためにも分かりやすく、
簡単にまとめたいと思います。
コーヒーと死亡リスクについて
まずは、国立がん研究センターが報告しているのでは、
コーヒーを1日3~4杯飲む人の死亡リスクは、まったく飲まない人に
比べて24%も低いことになり、さらに、飲む量が増えれば増えるほど
死亡リスクが下がるという傾向があると報告しています。
さらに、次はこのグラフを見てみましょう。
がん以外の疾患で、死亡リスクが低下する?
このグラフでも見てとれるように、コーヒーの摂取量が増えると、
がん以外の疾患で死亡リスクが低下しているのが分かります。
そこで、今紹介した二つのグラフですが、
摂取量に注意していただきたいのですが・・・
1日5杯以上になると少しデータが逆転しているのがわかりますか?
つまり沢山飲みすぎるのもどうかということなんです。
1日4杯超コーヒー飲む人は早死にする?
そこで、摂取量について興味深い報告があります。
これは米国の報告なので日本人に当てはまるかは別として、
20~87歳の男女4万人を16年間にわたって追跡調査した
カール・ラビーらの報告では、55歳未満で1日平均4杯より
多く飲むグループは飲まないグループに比べて死亡率が
男性で56%高く、女性では2倍以上になるという報告をしています。
他にも報告によりまちまちですが、4~5杯以上だと、
死亡率については好ましくないデータが出ている印象です。
ただ、その理由として5杯以上も飲まないとリラックスできないような
強いストレスを受けていることが問題で、本当にコーヒーが
直接的に死亡率にどこまで影響を与えているかはわからない
ということを研究者は言っていて、それについては確かに
僕もそうだなと思うわけですね。
コーヒーのもたらす健康効果
ここまで簡単に解説してきましたが、僕的にも1日2~3杯くらいは
健康にいいのではないかと思っています。
また、僕も好きなので、平均するとだいたい1日に2~3杯は飲んでいる
気がします。
そんなコーヒーの効能について以下に簡単にまとめてみました。
1.死亡リスクの軽減
2.ダイエットに効果的?
3.脳の活性化
4.リラクゼーション効果
5.胃腸の働きを促す
1.死亡リスクの軽減
これについては最初に述べてきたような色々な研究報告の結果、
ひとまず2~3杯程度は死亡リスクについてはプラスの評価を
してもいいのではないかという印象です。
それ以上がいいか悪いかははっきりとは言えない、いわゆるグレー
な感じです。
2.ダイエットに効果的?
カフェインに脂肪燃焼を促進する効果やそのほかの成分である
クロロゲン酸が脂肪分解効果があると言われているところから
そのように言われています。
もちろん、あくまでそのような効能があるだけで、コーヒーさえ
飲んでいれば痩せられるというものではありません。
ただ、あえて言うと、有酸素運動前に飲むと効果的みたいです☆
3.脳の活性化
これは多くの人が効果を期待しているカフェインによる作用ですね。
あのいい香りを嗅ぐことでも、脳内の血流がよくなり脳が活性化する
と言われています。
4.リラクゼーション効果
コーヒー好きの方はやはりあの香りがたまりませんよね。香りによる
効果で脳がリラックスし、α波が増加することが分かっているそうです。
特に、挽いたばかりの豆で淹れた美味しいコーヒーの匂いを嗅ぐだけ
でも本当になんともいえない気分になりますもんね。
僕も納得の香りによる癒し効果です(^^)
5.胃腸の働きを促す
カフェインには胃壁に適度な刺激を与え、胃液の分泌を促し、
消化不良を改善する働きがあると言われており、コーヒーに含まれる
ポリフェノール「クロロゲン酸」にも同様の効果があると言われています。
弊害も知って上手く付き合う
さてここまでコーヒの効能など、プラスの評価を書いてきましたが、
カフェインには効能だけでなくやはり弊害もあります。
カフェインによる弊害を挙げると以下のような感じです。
●消化性潰瘍
胃液の過剰な分泌によるもの。少しであれば消化にはよいのですが、
過剰な分泌はやはり弊害になります。
●貧血
コーヒーに含まれるタンニンなどの成分が鉄イオンと結びつくため
鉄分の吸収を阻害してしまうことから、貧血気味の人は食後30分は
注意が必要と言われています。
●肌荒れ
カフェインが体内のビタミンやミネラルを体外に排出してしまう
ため、やはり摂りすぎには注意したいところ
●血圧の上昇
カフェインの常用で血圧が4~13mmHgほど上昇する可能性が
あると報告されており、高血圧が気になる方は注意が必要です。
●不眠症や睡眠障害
良く知られているとおり、血中にカフェインが残っていると睡眠の
質が低下すると言われています。カフェインは体内におよそ6時間は
残ると言われていますので、飲む時間やタイミングなどは注意が
必要かもしれません。
コーヒと健康についてのまとめ
ここまで、コーヒーの効能や弊害など色々書いてきました。
僕も大好きなコーヒーですが、プラスの面もあれば
マイナスの面もあるということはお分かりいただけました
でしょうか?
そして、これは何もコーヒーだけでなく、お酒やあるいは運動
についてもそうですよね。
適度な量が大切ということですね。
そしてその適度な量は人によって差があると思いますので、
一概に回りの人と比べず、ご自身の身体と向き合い適量を
決めて欲しいと思います。
運動もやりすぎれば関節痛の原因になりますが、
もともと運動習慣がある人が週に3回、1時間程度の
運動をするのと、もともと運動習慣がない人が、同じだけするのが
果たしてよいのかどうかということです。
ここで大切なのはその後の自分の反応をしっかりと
自分で観察し判断するということだと思います。
仮に、コーヒーが好きで、好きでたまらないんだけど、
胃腸に障害が出てたり、夜不眠なんだったら、
とりあえず一度カフェインの量を減らして、
自分自身を観察するという過程が大切だと思います。
僕の記事だけを鵜呑みにして、じゃあ、ダイエットのために
1日3杯飲もうといった、短絡的に考えずに、上手く付き合って
欲しいと思います。
やはりお酒などと一緒で、今やカフェ&ランチという言葉があるように、
僕たちの生活に潤いを与えてくれる時間や空間を提供してくれる
大切なツールでもあると思うので、せっかくの友人との再会に
お茶をするのに、今日はもう5杯目だから・・・とか気にし過ぎず、
ある程度融通をきかせながら、自分の身体と相談してコーヒーを
飲むひと時を楽しんで欲しいと思います。
また僕も今回記事をまとめていて、そのように考えています。
どうも最後までお読み頂きありがとうございました。
健康な生活習慣は日々の習慣を変えることからです。
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