大阪府河内長野市にある
予防医学に特化した整体サロン&ピラティススタジオ
リハティスプラス代表 心と身体の温活セラピスト 乾亮介です。
医学的な難しい話も、できる限り、多くの方に解り易く伝えたいと思っています。
前回の投稿は久しぶりの投稿であったにも関わらず、沢山のコメントを頂き、ありがとうございました。
しかも、前回は健康に関する話ではなく、マインドに関するお話しだったのですが、多くの方に共感頂き嬉しく思います。
今日はようやく健康に関するお話しをしていきたいと思うのですが、前回の話も読んで頂けるとより深く理解して頂けるかと思いますので、前回の記事を読んでいないという方は是非、コチラからご覧ください。
生活習慣って本当に大切！！
さて、今日は理学療法士である私、私ならではのお話しをしたいと思います。
では、まず早速ですが、以下のグラフを見て欲しいと思います。
少し字が小さくて見にくいかもしれませんが、これはWHOが2004年に出してている全世界の死亡に関する危険因子のTOP10をグラフにしたものです。
その中でBEST5を以下に列挙してみます。
第1位 高血圧
第2位 喫煙
第3位 高血糖
第4位 身体活動不足
第5位 過体重/肥満
これ、よ～く見てみると何か気付きませんか？
そうです。これら殆どが生活習慣に起因しているとは思いませんか？
そして、高血圧や、高血糖、過体重、肥満といったところは食習慣に関わっていると思いませんか？
このデータは全世界の死亡に関する危険因子なので、100％我々日本人に当てはまるとは言えませんが、それでもこれら上位5つが起因している病気で多くの日本人が悩み、また多くの医療費が投入されていることが分かると思います。
今、医療費が圧迫されているなどと、色々聞いたことがあると思いますが、この「医療費」が実は国民一人一人の「生活習慣費」の乱れに対して払われていると考えてみるとあなたはどう感じますか？
少し乱暴な言い方かもしれませんが、一人一人が少しでも日頃から食習慣を初めとした健康な生活習慣を実践することが病気の予防につながり、医療費の抑制や削減に繋がると思うのは、私だけではないと思っています。
今、超高齢社会を迎えた日本では、医療費の増大に伴い、少しずつ「予防医学」の重要性が叫ばれるようになってきていると思います。
そして、その方法なども沢山紹介されており、私もこれから色々な情報を発信したいと思っているのですが、いわゆるノウハウよりも前に知っておくべき、たった1つのことがあるのはお分かりですか？
実は・・・・・
重要なのは、健康になる「やり方」ではなく、「あり方」なんです。
健康になるための「あり方」とは？
今は医学は勿論、科学技術が進歩し、色々な情報がネット検索できるようになりました。
つまり先に述べた、生活習慣の重要性や、予防の重要性についてもある程度の人が認知していると思います。
そしてその気になればネットでいくらでもその方法（やり方）は調べることが出来るはずなんです。
でも、何故、多くの人がその健康な習慣のための行動・実践ができないのでしょうか？
それは「やり方（方法・ノウハウ）」よりも「在り方（マインド・心構え）」が伴っていない
からだと、私は考えています。
「えっ？それってどういうこと？」と思われたあなた、是非、前回の記事を思い出して欲しいと思います。
忘れた方はコチラから前回の記事をチェック！！
あなたの健康にとって本当に大切なこと
さあ、それではようやく本題です。
お待たせしました(^^;)
ここで、前回の記事に書いていることを思い出して欲しいと思います。
①緊急かつ重要なこと
②緊急なこと
③重要なこと
私は理学療法士として日々、患者様と向き合っていますが、何らかの健康を損ない、「患者様」となった方は、何らかの治療や、リハビリ、指導が必要な身体状況的なので、①の「緊急かつ重要なこと」の段階にあります。
なので私の提供する理学療法（リハビリ）を比較的快く受けて下さり、私も偉そうに
「○○さん運動しましょうね～」
「○○さん、ここの筋力が弱いから
鍛えないとダメなんですよ～」
と言いながら仕事させてもらっているのですが、よく患者さんと話をしていると・・・・
「いや～飲み過ぎているのは分かってたんやけど・・・」
「半年前くらいから腰が痛くて、その前は膝が痛くて・・・」
「最近、足腰が弱ってよく転んでたんです・・・」
「運動不足っていうのは分かってたんやけど・・・」
「仕事が忙しくて、痛いのをずっと我慢してました・・・」
「つい、甘いものを買ってしまうんよね～・・・」
「最近、体重増えてきてたのは分かってたんやけど・・・」
という感じのことを良くお聞きします。
このセリフを聞いてあなたは何か気付くことありませんか？
・・・・・そうです！！
患者さんは「大切なこと」を大切にしなかったから「患者」になったんです。
そして、大切なことはある程度、分かっていたのに、その優先順位を後回しにしたから「患者」になっているんですね。
「飲みすぎてるなら 休肝日を！！」
「膝や、腰が痛いなら、早く専門家に相談を！！」
「運動不足なら、とりあえず、一駅くらは歩く習慣を！！」
「仕事が忙しくても痛いのであれば、早く受診を！！」
「いつも何気に摂取している清涼飲料水をお茶や水に！！」
「痛み」や「不調」というのは何らかの身体のサインです。
でも、現代人は今やそのサインが出ていても、それを後回しにしてしまっているんですね。
勿論、本人にはその気がないのかもしれません。
あるいは「習慣でつい」という方もいたり、やっぱり急ぐから・・・という理由で後回しになるんだと思います。
「緊急なこと」より「重要なこと」を優先して生活する
かつての私もそうだったように、日々の生活習慣が忙しくなるとこの「重要なこと」が疎かになりがちとなります。
・ゆっくりご飯食べる時間がないからコンビニで済ませてしまう
・朝、時間がないから自転車よりもバイク・車で通勤しよう
・歯が痛いけど、仕事休みづらいから後回しに・・・・
・最近、ストレッチ不足で腰が痛くなっているけど、忙しくて・・・
確かに社会生活をしていると、知らず知らずの内に悪い習慣になってしまっていることがあります。
あるいは分かっていても、つい「緊急なこと」を優先してしまいがちです。
でもそんな時こそ、「今の自分にとって本当に大切なことは何？」と自分の心に聞く習慣を持って欲しいと思います。
そして日々の忙しい生活の中でも、できることから生活習慣を見直すところからなら何も特別なお金や時間をかけなくてもできることがきっとあると思います。
実際私も、そうすることで、少しずつ色々な気付きを得られるようになってきました。
まとめ
ここまでの話をここでまとめてみると
1.現代人の死因の多くは生活習慣に起因している
2.その生活習慣について知識やノウハウはある程度知られている。あるいはネットで簡単に検索できる
3.多くの「患者」さんはノウハウを知っているのに、「健康にとって大切なこと」を後回しにしている
4.健康のための「やり方（ノウハウ）」ではなく、 「あり方（考え方・マインド）」が大切！！
この4点が、今回の記事で私が伝えたいことです。
本当に多くの人が③の「重要なこと」を後回しにしてると日々痛感しています。
そして、これは何も「患者さん」だけでなく、病院に勤務する多くの医療従事者も同じです。
それこそお医者さんや看護師さんなんて、みんな知識があってノウハウだって一杯知っているんです。
でも、全国の病院に勤務しているお医者さんや看護師さん、その他の医療従事者が本当に健康で、重要なことを理解・実践していると思いますか？
勿論答えはNoです。
だからこそ、
「やり方（ノウハウ）」ではなく、「あり方（考え方・マインド）」が大切！！なんですね。
ということで、「あなたの健康にとって本当に大切なこと」をお伝えしました。
ただ、人間って「分かっていてもできない」ということは沢山あります。完璧な人間なんていません。
勿論、それは私も例外なく、弱いところも沢山あります(^^;)
でもそんな中でも今よりも少しでも健康になって貰えるような情報や、「コツ」をこれからも発信していきたいと思います。
それでは今回は思わず気合いが入ってしまったので長い記事になりました。すいません(´・ω・`)
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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