大阪府河内長野市にある予防医学に特化した整体サロン&ピラティススタジオ リハティスプラス代表 心と身体の温活セラピスト&ピラティスインストラクターの乾亮介です。
医学的な難しい話も、できる限り、多くの方に解り易く伝えたいと思っています。
さて、前回の投稿から忙しく、かなり間隔が空いてしまいましたが、今回から健康と水の話を進めていきたいと思います。
できる限り分かりやすく解説していきたいと思いますので、最後まで読んで頂ければと思います。
身体の約7割は水!
胎児:約90%
成人:60~65%
高齢者:50~55%
これは、年代別の人体の水分量です。
私たちの身体の7割は水だというのは、およそこのあたりの数字から来ています。
おそらく、多くの方が聞いたことがある話だと思います。
実は前回の記事「水分摂取量は健康に関連している?」で登場した私の患者様の状態が良くなったのもこの考えがベースなんですね。
あまり難しく考えずに、山で遭難とかしても、水さえあればなんとか生きれるのも、とにかく空気(酸素)と水は生命活動に絶対必要だということです。
生命活動に必須の「水」
でもよく考えたら、改めて水の働きって何だっけ?という方のためにここで水の働きを簡単に説明したいと思います。
体内での水の働きは?
ざっくりというと「身体のあらゆる機能を調節する」のが水です。
その役割は?
・食物を消化していく過程で作用する様々な酵素が働くことができる場を提供する
・栄養物やホルモン等を溶かし、血液にして、身体全体に運ぶ
・体内の不要物(老廃物)を尿や便として排泄する
・体温上昇時に汗などを書いて体温調節をする
・身体の全ての細胞の代謝において使われる
・細胞膜で神経伝達の際の分子交換に使われる
・細胞の構造をつなぐ接着剤のような役割がある
・脳で生産された情報伝達物質を運搬する
とこのように、身体のあらゆる機能を調節しています。
いわゆる車などでいうところのオイル(潤滑油)といった感じでしょうか?
あと、分かりやすくいうと基礎代謝にとって、必須のものなので、これがないと私たちの生命活動が生理学的に維持できないということなんですね。
※基礎代謝(何もせずにじっとしてても、生命活動を維持するために生体で自動的に行われているエネルギー産生のこと)
しかし、こんな大切な水ですが、実は私たちの身体からは尿や汗、気道の表面からでさえどんどん排出されているのです。
身体から排出されている水分
水が生命活動に必要なのはここまでで、理解できたと思いますが、では一体どれくらいの水分量が排泄されているかについてはあまり気にされていない方もおられると思いますので、以下の表にまとめてみました。
この表にもあるように、実は私たちは尿以外にも、汗として皮膚表面や気道の表面からもどんどん水が失われているのです。
このように、ある程度出ていく量が分かれば、実はどれだけ水が必要なのかは分かると思いませんか?
当然ながら、利尿作用のあるコーヒーやビールの摂取等や何らかの病気があれば、上記の尿量に変動はあるかもしれませんが、おおよそ普通に日常生活を送られている方であればこの表の範囲内であると思います。
また、大人にになるとだんだん喉の渇きを感じなくなるので、慢性の水不足に陥ります。
特に高齢になるとその度合いも強くなり、成人よりも2割程度水分量は減少してしまいます。
あなたは今日、どれくらいの水を飲みましたか?
一日に必要な水分量は?
今まで見てきたように、一日の排泄量が分かれば当然ながら次はどれくらい一日に摂取すればいいの?という疑問が沸きますね。
ということで以下に体重1㎏あたりと、体重20kあたりに必要な水分量をまとめてみました。
この表の通りにいけば、例えば体重60㎏の成人であれば、6kg×50ml=3000ml=3L(リットル)の水分摂取が必要ということになります。
食事摂取で摂取される水分は平均で1日1.5Lと言われていますので、残り1.5Lは水を飲む必要があるということになります。
その他にも細かくちゃんと知りたい!という方にはこのような計算サイトがあるので、活用するのもいいでしょう。(必要水分量計算)
あなたは水飲んでますか? そして健康ですか?
ここまで「健康と水」のテーマで少し、生理学的なことを交えながら解説してきましたが、どうでしょうか?
あなたは、ここに書かれてあった、必要な水分量を摂取できていますか?
そして、健康ですか?
世の中、色々と健康のためのサプリメントや生活習慣、運動習慣などがありますが、それらを実践していてもなかなか成果や実感が得られないという方がおられましたら、まずは水を飲んで欲しいと思います。
というのは、「健康と水」というテーマでしたが、読まれた方は気付いていると思いますが、「命と水」といってもいいくらいに、私たちの身体には水が必要であり、その水を必要量摂取していないと基礎代謝という生命維持活動に支障をきたすということなんですね。
なので、どこか不調があるというのはこの生命維持活動に支障をきたしかけているというサイン、つまり水不足のサインであるという可能性があるということを知って頂きたいと思い、この記事を書いています。
私は今までに沢山の身体の不調を訴える方を見てきましたが、ある程度若くて特別な病気もないのに、不調を訴えている方の殆どが、圧倒的に水を飲んでいません。
頸や腰痛のある方、足がむくんでいる方、身体がだるく何故かやる気が出ない人等々、病気とまではいかないけどどこかに不調がある方は本当に水を飲んでいないんですね。
ただ、水を飲むだけで身体が本来の機能を取り戻すのに、色々と他の事にお金をかけているという人がなんと多いことか!
自宅の水道の蛇口をひねるだけで、簡単に健康を取り戻せる可能性があるんです。
是非、水を飲んで欲しいと思います。
でも少しだけ注意点があるので、最後まで記事を読んで下さいね。
水を飲む時の注意点とポイント
注意点!!
心臓や腎臓に関する疾患があり、医師に水分制限をされている方は必ずしも、上記の必要水分摂取量にはあてはまらないので、注意して下さい。
☆ポイント!
・こまめに
一度に沢山の水分を摂取しても吸収できないので、こまめに摂取することをお薦めします。
・喉が渇く前に
喉が渇いてからのタイミングでは既にの水分量が不足している可能性が高いです。
一日の必要水分量を摂取できるよう意識的かつ、こまめに摂取していきましょう。
・運動後や入浴後、起床後
運動後や入浴後などは勿論、寝ている間にも水分は失われます。
これらの後に水分を取ることは効果的です。
・理想的なタイミング
毎食30分前にグラス1杯(約200ml)、2時間半後にグラス1杯を飲む。
慣れてくればグラス2杯飲めれば理想的。
特に食事直前に飲むと、胃酸が薄まり、栄養素を分解する酵素も薄まってしまいます。
よく、ダイエット目的に満腹感を得るために食前に水を飲むと良いいわれていますが、消化吸収を考えると30分くらい前が理想的です。
・適度な塩分も摂取!!
理想的にはナトリウムが40~80mg/100mlですが、分かりやすくいえば、水10杯(約2L)につき、茶さじ半分程度の塩を食事時に摂取できていればいいでしょう。
ただし、身体にむくみが生じてきた場合は塩分量が多い可能性がありますので、2,3日は塩を減らしましょう。
・まずは3ヵ月かけて+500mlを目安に 大切です!!
私たちの身体は約3ヵ月で細胞が入れ替わります。
このことから体質改善などで食事や生活習慣を変えて効果が出てくるのはだいたい3ヵ月はかかると言われています。
つまり、身体は急激には変化しません。
特に普段から水を飲んでいない人が急に1.0Lや2.0Lも飲めませんし、かえって身体が受け付けません。
まずは3ヵ月かけて一日に+500ml飲めるようになることを目標に少しずつ飲む量を増やしてみて下さい。
まとめ
ここまで、「健康と水」というテーマについて書いてきましたが、いかがだったでしょうか?
あなたは必要な水分を摂取していましたか?
シンプルに伝えようと思ったのですが、色々と盛りだくさんになったので以下に簡単にまとめてみました。
・私たちの生命活動には水が必要
・病気でもないのに、身体の不調がある場合は水不足の可能性あり
・必要な水分量は成人では20kgあたり約1L(リットル)
・食事30分前には水を飲もう!
以上、伝えたかったことはこの点です。
その他にも、水分摂取に関しては検索すると沢山出てきます。
是非是非、興味のある方は調べてみて下さい。
何より、お金をかけずにすぐに実践できるのがいいですね!
最後までお読み頂きありがとうございました。
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